森の子日記

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9月8日(木)雨が降ったりやんだり  森散歩 

今日は二十四節季の「白露」です。朝露がおりで涼しくなり、少しずつ秋が感じられる頃、という意味だそうです。確かに今日は結構涼しくて焚き火が人気でしたね。

カッパを着て森散歩、昨日の作品作りの続きをするための材料になる木の実探しの旅です。所々木の葉が色づいてはいますが木の実はあまりありません。途中笹の葉があるところではいつものように笹舟を作ってもらって、今日は少しだけ流れている水の流れに置いてみます。でも水量がイマイチでなかなか流れません。

そこからもう少し西に行ったところで、これ何?と細い白い紐のようなものを子どもたちが見つけました。ひも??じゃなくて、これはどうやらハリガネムシのようです。それからしばらくすると「またいた!」「水たまりにたくさんいる!」というのでみてみると5、6匹いて、水溜りの中にはカマドウマがいて、中から針金虫が出てくるところみたい。Iくんは「ハリガネムシ、富士尾川でも見た!」と言っていました。

ハリガネムシはカマキリとかカマドウマとかバッタとかに寄生してその行動を操作して水に飛び込ませる、という不思議な習性を持った虫として知られています。なんとも残酷なようですが、調べてみると、もしハリガネムシがいなかったら、川の生態系が変わるほどの影響があるのだとか。やっぱりどんな命もみんな繋がっているのですね。子どもたちが見つけてくれたから、この歳になってもテレビとか本とかで見るのではない目の前の不思議な世界を知って、さらに調べてみてその奥深い虫たちの世界をまた一つ知ることができました。子どもたちはどんなふうに感じたんだろう?なんか私の方が不思議さに圧倒されてしまって、あんまり子どもたちにうまくお話しできなかったけど・・ 

さて、その後は水晶池に行き、少しだけ色づいた野葡萄を見つけ、森の子に戻りました。

お弁当の後、取ってきた実を使って作品作りです。Cちゃんはメインに大きなまつぼっくりを飾りその周りにいろんな色の木の実を使ってとっても素敵な作品を作っていました。

1時半頃雷の音が頻繁になってきたので園舎へ。作品作りの続きをしたり、お人形さんで遊んだり、積み木で遊んだりゆっくり遊びました。